実家の片付けは何から始める?捨てる前にやるべき3つのこと
結論:実家の片付けは、いきなり捨てずに「貴重品探し→売れる物の仕分け→業者に頼むか判断」の順番で始めるのが正解です。
実家の片付けで一番怖いのは、「早く終わらせたい」という焦りから、大切な物まで処分してしまうことです。
親が施設に入った、実家が空き家になった、相続の話が出てきた。このような状況になると、40代〜60代の方は仕事や家庭のこともあり、時間に追われながら片付けを進めることになります。
しかし、実家の片付けは普通の掃除とは違います。通帳、印鑑、保険証券、権利証、貴金属、時計、着物、切手、古銭など、お金や相続に関わる物が出てくることがあります。
だからこそ、最初にやるべきことを間違えてはいけません。
やりがちなミス3つ
ミス1:いきなりゴミ袋を広げて捨て始める
実家の片付けで一番多い失敗が、最初から捨て始めることです。
古い紙袋、タンスの奥、仏壇の引き出し、押し入れの箱。一見すると不要に見える物の中に、現金や通帳、印鑑、金券、指輪などが入っていることがあります。
中学生でもわかる例えで言うと、宝探しをする前に砂場ごと捨ててしまうようなものです。
一度捨ててしまうと、あとから「あの箱に入っていたかもしれない」と思っても戻ってきません。
ミス2:売れる物まで処分してしまう
実家には、本人や家族が価値に気づいていない物が眠っていることがあります。
- 古い腕時計
- 金やプラチナの指輪
- ブランドバッグ
- 切手
- 古銭
- 着物
- カメラ
- お酒
- 記念金貨
「古いから価値がない」と決めつけるのは危険です。壊れたネックレスでも、金やプラチナなら価値が残ることがあります。
捨てるのはいつでもできます。しかし、捨てた物は戻りません。
ミス3:家族に相談せずに進めてしまう
実家の片付けは、物を減らす作業だけではありません。家族の思い出を整理する作業でもあります。
アルバム、手紙、仏具、形見の品などは、自分にとって不要でも、兄弟や親族にとって大切な物かもしれません。
勝手に処分すると、片付けよりも家族トラブルの方が大きくなることがあります。
正解:実家の片付けはこの3つから始める
1つ目:まず貴重品を探す
最初にやるべきことは掃除ではありません。貴重品探しです。
特に確認したい場所はこちらです。
- 仏壇の引き出し
- タンスの上段
- 押し入れの奥
- 机の引き出し
- 本棚の中
- 金庫
- 古いバッグの中
- 寝室の小物入れ
ここには、通帳、印鑑、現金、保険証券、年金関係の書類、権利証、貴金属などが入っている可能性があります。
片付け初日は、掃除ではなく「貴重品を探す日」と考えてください。
2つ目:売れる可能性がある物を分ける
次に、売れる可能性がある物を別の箱にまとめます。
判断に迷ったら、すぐに捨てずに「査定候補」として残してください。
- 金・プラチナ
- 指輪・ネックレス
- 腕時計
- ブランドバッグ
- 切手
- 古銭
- 着物
- カメラ
- お酒
- 骨董品
- 記念硬貨
大切なのは、見た目のきれいさだけで判断しないことです。
ボロボロのバッグでもブランド品なら値段がつく場合があります。壊れたアクセサリーでも、素材が金なら買取対象になることがあります。
3つ目:自力でできる量か判断する
貴重品と売れる物を分けたら、残りの荷物の量を見ます。
1部屋だけなら、家族で片付けられるかもしれません。
しかし、2LDK以上、家具が多い、仏壇がある、物置まである、遠方で何度も通えない場合は、自力で進めるほど時間と体力を消耗します。
特に40代〜60代の方は、仕事、家庭、親の手続きが重なります。無理に全部やろうとすると、休日がすべて片付けで潰れてしまいます。
その場合は、遺品整理業者に見積もりを取る方が現実的です。
遺品整理業者に相談する前に確認すること
業者に相談するときは、1社だけで決めないことが大切です。
最低でも、次の4つは確認してください。
- 追加料金はあるか
- 見積もり後に金額が上がらないか
- 買取対応はできるか
- 仕分けまで対応してくれるか
安さだけで選ぶと、あとから追加料金が発生することがあります。
反対に、見積もり金額が少し高く見えても、買取分を差し引くと結果的に安くなる場合もあります。
実家の片付けは「処分費」だけで考えてはいけません。
売れる物を先に見つけて、処分費を少しでも下げる。これが損しない片付け方です。
まとめ
実家の片付けで最初にやることは、掃除でも処分でもありません。
まず貴重品を探す。次に売れる物を分ける。最後に、自力でできる量か判断する。
この順番を守るだけで、お金の損失や家族トラブルを防ぎやすくなります。
実家の片付けは、後回しにするほど大変になります。
家は傷みます。物は劣化します。家族の予定も合わなくなります。
「いつかやろう」と思っている間に、片付けはどんどん重くなります。
まずは今日、仏壇の引き出しとタンスの上段だけ確認してみてください。
そこから始めれば大丈夫です。